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韓国料理のそもそも

韓国料理についてあれこれ言うブログでございます。

今大人気のチーズタッカルビ(치즈닭갈비)

今韓国や、東京のコリアンタウンで大人気のチーズタッカルビ(치즈닭갈비)!

 

その人気の秘密とタッカルビの歴史について今日は書いてみようと思います。

 

タッカルビとはぶつ切りにした鶏肉とキャベツ、ニンジン、サツマイモなどを甘辛いタレと絡めて炒めたもので、そのほかの具材はお店によってさまざまです。

 

닭…鶏

갈비…肋骨

 

ということなので、つまりタッカルビとは、鶏の肋骨およびその周辺の肉を指す

のですが、今普及しているタッカルビは、食べたことがある人はわかるかと思いますが、実際に肋骨周辺の肉ではなく、モモ肉を使っています。

 

その理由には、タッカルビの誕生秘話の一説が関係しています。

 

タッカルビが生まれたとされる場所は

 

韓国江原道春川市とされています。

 

春川市は現在の2街8番地に板で作った小さな豚焼肉店でその店の店主が、1960年(四月革命があった年)のある日、豚肉が入手できず、鶏2羽を買ってきて、デジカルビ(豚カルビ)のように作らなければならないといって作ったものがタッカルビで、それがタッカルビのはじまりだと主張しています。

 

また、韓国観光公社が発行する『韓国味紀行』では1960年初め、春川の中央路のある掘っ建て小屋に豚肉料理を出していた金夫妻が豚肉を入手できなかったある日、鶏二羽を勝手デジカルビのように広く伸ばし、塊のまま焼いて切って食べると変わった味がした。その後甘いたれに肉を漬けてデジカルビのようにして出したところ酒のつまみとして人気となったとされています。

 

この二つの説からすると、タッカルビが生まれたのは…

 

1.春川市の豚肉料理店

2.デジカルビの代わりに鶏肉を使った

 

みたいです。

 

しかしこの説とはまた違う説もあり、

 

コラムニストのファン・ギョイクさんの『味について行ってみる(맛따라 갈까 보다)』では、タッカルビははじめ、「タップルコギ(닭불고기)」と呼ばれていて、1961年に楽園洞に「ウソンタップルコギ」よいう店があり、その店がタップルコギの看板を掲げたと主張しています。

 

また、春川市と隣接する江原道洪川郡の主張は、この洪川郡がタッカルビの発症であるとし、1969年創業の「オクスタッカルビ(옥수닭갈비)」が営業を続けていて、洪川郡では元祖とされています。

 

春川タッカルビは現在でもそうですが、当初から網焼きでしたが、洪川では鍋にダシを入れて煮たものだったと言われています。

 

現在でもタッカルビには主に二種類の調理法があり、どちらかというと洪川え生まれたタッカルビのように煮汁多めの「クンムルタッカルビ(국물닭갈비)」と春川で作られていた大元のスタイルの下味をつけた鶏を網焼きにする「スップルタッカルビ(숮불닭갈비)」があり、「クンムルタッカルビ(국물닭갈비)」は現在の江原道の太白市の郷土料理としても有名で、その地名から、「テベクタッカルビ(태백닭갈비)」とも呼ばれています。

 

日本にタッカルビが入ってきたのは2000~2001年頃だと思われます。その頃、新大久保に「玄の家」、西新宿に「春川タッカルビ」、渋谷センター街に「元祖春川村」がオープンしました。2001年にはファミリーレストランデニーズ」でタッカルビを販売し、2010年の冬メニューの一つとして「辛みそ炒めハンバーグ タッカルビ風」を販売していました。

 

タッカルビには様々な種類があり、そのバリエーションも様々です。

例えばお肉の骨の有無で分ければこの二種類です。

 

・ッピョムルタッカルビ(뼈있는닭갈비)→骨ありタッカルビ

・ッピョオンヌンタッカルビ(뼈없는닭갈비)→骨なしタッカルビ

 

元は骨付きのぶつ切り肉でしたが徐々にモモ肉が主流になりました。1990年代には骨の有無を選べる店も多かったようですが、今は大体が骨なしで売っています。

 

また、具のバリエーションによっても様々な種類のタッカルビがあります。

 

・ヘムルタッカルビ(해물닭갈비)→魚介類タッカルビ

・ナッチタッカルビ(낙치닭갈비)→テナガダコタッカルビ

・チュックミタッカルビ(주꾸미닭갈비)→イイダコタッカルビ

・カレタッカルビ(카레닭갈비)→カレータッカルビ

 

カレータッカルビに関してですが、特にカレー味と名乗らなくても最初からカレー味でだしてくお店もあるようです。

 

そして!今大人気なのが…

チーズタッカルビ(치즈닭갈비)

 

その名の通りチーズのタッカルビなのですが、今韓国ではチーズブーム。

 

日本でも有数のコリアンタウン、東京新宿の新大久保でもチーズブームが到来していて、今ではチーズ類の料理を置いていない店は見かけません。

 

現在大人気の新大久保のチーズタッカルビが食べられるお店は

「市場タッカルビ」と「ヘラン」が圧倒的だと思います。

 

「市場タッカルビ」はSNSで徐々に人気になったようで、今では店の前は人であふれかえっています。

 

「ヘラン」には私も行ってチーズタッカルビを食べたことがありますが、

本当においしかったです。味もちゃんとついていて、チーズも濃厚でした。

しかし、シメにポックンパッ(残った具材を米やキムチ、のりと炒めて食べるシメ)をしたのですがそれはちょっと味が薄かったように思います。

 

なぜここまでチーズタッカルビが人気になったのか…

やはりテレビの影響か?と思い、チーズタッカルビが急激に人気になり始めたころテレビで紹介されたチーズタッカルビを調べてみました。

 

■2016/11/17O.A.「ダウンタウンDX 冬の熱々グルメ7連発」

このO.A.でインスタグラムで大人気なタレント、GENKINGさんがおすすめしていた冬のグルメが麻布十番にある「山本牛臓」さんのチーズホットタッカルビです。

これはタッカルビをおチーズフォンデュするタイプのもので、このチーズは数種類のチーズがブレンドされており、タッカルビとの相性は抜群です。

 

このGENKINGさんの放送がきっかけでチーズタッカルビが人気になったように思います。

 

■2016/12/28O.A.「めざましテレビ イマドキ」

この放送ではさきほども紹介した新大久保の人気店「市場タッカルビ」が紹介されていました。女性に大人気として放送されていましたが、実際も女性のお客さんが多いようです。こちらのチーズはモッツァレラチーズとチェダーチーズの二種類のチーズを絡めて食べるようです。

 

「市場タッカルビ」のホームページには「『冬のソナタ』の舞台になったタッカルビの本場韓国チュンチョン(春川)の味を完全再現しました!トロトロのチーズに絡めて食べる「チーズタッカルビ」を筆頭に様々なメニューを取り揃えております」と書いてあります。「市場タッカルビ」は春川式の鉄板での調理のようですね。大体日本で提供されているタッカルビはそうですが…

 

このようにテレビの影響、そして今の時代SNSのもつ力は大きいですから、

口コミでチーズタッカルビやこれらのお店が人気になったようですね。

 

最近ではサムギョプサルのチーズフォンデュなども増えていて、これからもチーズブームの勢いは止まらなそうですね!